後悔の仕組み

20年後のあなたはやったことよりやらなかったことに後悔する

　私はここ数年、世界の偉人たちの言葉に触れるのが好きです。彼らの力強い言葉に時に励まされ共感し、私自身のモチベーションにもなっているからです。




　中でも私が一番心の中に印象強く残っている言葉が上記の言葉です。

　この言葉を目にした時、私の中で強い共感と共に激しい嫌悪が渦巻きました。今まで経験したことがこの言葉によってすべてをガツンと叩き伏せられた感じです。確かに今までやってきたことで始めてスタートを切ったことに対しては後悔はありませんが「あのときはじめておけば・・・」や「あそこであきらめずに次のステップに移っておけば・・・」など、それこそ思い当たる節が驚くほどたくさんあるのです。

　私たちは人間です。人は現状維持を行うために遺伝子レベルから新しいことを避けるのだそうです。そうした中で新しい習慣を身につけることはとても苦労を強いられ困難の連続でしょう。今までの経験がそう物語っています。

　しかし、宇宙ロケットが地球の重力に逆らうために搭載する燃料をほぼ使ってしまうように現状維持から離れ、新しい世界を感じ続けるためには最初の数週間は強い意志という力が必要不可欠です。

　ただこの強い意志はそこまで大げさなものではありません。そのような大志は持つことは必要ですが行動については小さいことから積み重ねるのが大切だと思います。

　よく自己啓発やビジネス参考書なんかに「こうすることであなたはこのような人間になることができます。」というような表現があるかと思います。私なんかはこのような本を読み始めた時、実際に書かれていることをやっているはずなのに成果が出ないと次のステップに進まず、もしくは続けずに別の方へ向いてしまっていました。

　これでは意味がありません。少しやったからといってすぐに成果が出てくることはまずないでしょう。私はここをものすごく勘違いしていて、何か魔法にかかるかのような思いでいたのだと思います。

　確かに結果を見ればまるで魔法にかかったように思えるかもしれませんが、それは間違いなく本人の継続の証で、日々を細かく観察すると小さいものが少しずつ重なってできた地層の様なものなのです。

　なのでこのブログに目をとめていただいた方へ、あなたが何かを始めようと決心しているのであれば強い意志を持つと同時にひとつ呼吸を置いて力を抜いてください。何かを成し遂げようとするときには体力は大なり小なり必要なものです。

　あなたの結果を心から応援しています。同時にあなたの貴重な時間をこのようなブログに割いていただいたことを感謝します。