2012-04-24

小さなチーム 大きな仕事。



 RubyやRailsの勉強をしている私ですが実はこの本を手にして初めて37signalsという会社にRuby on Railsのメイン開発者がいることを知りました。




  Railsというものに振れ始めたばかりだったため、何かしら運命的なものを一方的に感じそのおかげでモチベーションが高いまま読み通すことができました。
 開発を仕事にしている人はもちろんのこと、インターネットを扱う人やこれから起業をしようと考えている人はぜひ読んでほしい一冊です。
 私の中ではいくつかある人生の恩書のひとつとして数えています。










初期投資がなくてもまずはスタートすること。


 この本を読んでまず感じたことは「まずは始める」ということの重要性。いくら素晴らしいアイデアでも寝かせているうちに別の人が先にやってしまってはどうあがいても二番煎じである。そのためシンプルな機能やデザインであってもまずはスタートさせ小さいけど成功を勝ち取り、その小さい成功をどんどん積み重ねるということ。

 本の中にもありますが、失敗から学ぶよりどんどん成功体験を重ねることの重要性を説いています。
 自分自身も後になって後悔することが多く、あの時少ない機能だけどその機能をより磨いてリリースすればよかったと。後悔は先に立ってくれません。


今までやってきていることは非常識。


 少し乱暴な言い方かもしれませんが、この本に書かれていることは今までやってきた仕事のやり方を全否定しています。少なくとも私はそう感じました。これは小さいチームでも大きな成果を上げることができる。人が足りないからすぐ増やすというわけではない。有能な人材であっても会社に通える距離ではないから仕方ない。などといった考えに真っ向から反論しています。
 ただ一つ筋が通っている哲学であり、そこにはゆるぎない信念が存在しています。そんな信念や哲学があるからこそ成功するモデルだとも思います。


 この本を読んで自分の中で心に書き留めたことは”シンプルな仕事”という哲学。前述したとおり会社勤めの人でもこの本は仕事ということを考えることを読み手にこれでもかと与えてくれます。この仕事に対する哲学はもうかなりの人が知っているため、http://gettingreal.37signals.com/GR_jpn.phpこのようにwebでも公開されていますが、ぜひ本書を手元に置いておくべきでその価値がある本だと思います。

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