それは働き方というもののとらえ方の変化や自分への影響を与えてくれるもの、人がこの1年弱でその過去とは比較にならないほど濃いものだと感じるからです。これから先はもっと濃いものになるかなぁと感じており、さらに自分のアンテナを洗練させねばと張り切っている感じです。
特にプログラマとしてITに関する技術は高いといえるものではありません。ここ数か月で出会った人たちからすると比較にならないだろうなと思えるほどです。
それだけ過去の自分は深く考えずにプログラムというものに取り組んでいたんだと思います。
ただ最近は技術はともかく意識は変わっていると自覚します。そのおかげか。ここ数日、通勤の読書が非常に有意義に感じる本がありました。
「SonicGarden」という会社の創業者である倉貫さんという方から紹介された「リーダブルコード」という本です。
今までの経験をひっくり返されたこと
教わったことが悪かったのか。自分の解釈が間違ってたのか。以前はコードをきれいに書くという考えは持っていませんでした。周りも「そんなものは自己満足。早く動くものを作るべき」という考えの人ばかりで自分も流されるように無駄なコードを「早く」書くことに専念してました。
そのときに感じたもやもやはこの本によって今指摘されました。
「そのコードは他の人だけでなく数週間、数か月先の自分にとってわかりやすくするべき」
戻れるんなら戻りたいですね。あのころに。確かにその時はどういうロジックかわかってました。多少無駄があるなぁと感じながら「まぁここを扱うのは自分だけだし大丈夫」という油断から無駄なコードを量産。
後になって似通ったコードだらけで修正や処理の確認をする際にまた1から追って。。。と無駄コードに無駄作業を繰り返していたのです。
きれいなコードはかんたんで読みやすい
本にも書いていたのですが。最新技術を持って、短く圧縮して書いたコードが読みやすいかといえばそうではありません。
時には1行にまとめられるコードも分散して書いたほうが後々の理解がスムーズにいく場合もあるのです。
すぐ返すことはすばらしい
一つの関数の中でreturnが乱立するのはおかしい。一つの入り口に出口は一つだ。そう考えてた時期が自分にはあります。。。
だってそう教えられたし。でもそれは違うようです。よほど複雑で何ページにも及び難解なコードでない限りその場で値を返すほうがいいのです。余計な処理を省くことができますし、画面内に収まる関数であればどこでreturnするか容易に把握できるのでそっちのほうがいいのです。
やっぱりと感じるとこもあれば「うそっ・・・私の知識、間違い」と感じる
この「リーダブルコード」という本はそこまで分厚い本でもないのでさらさら読めるし、かといってすっからかんな内容でもない。著者が集めたデータをもとに記載されているので説得力もありますし、幅広い言語に応用が利く素晴らしい本になっています。
上記のほかにまだまだ気になるトピックスがありますので今を生きるプログラマは一読の価値が十分にありすぎます。
本をほめまくっているような内容ですが実際に読んでみて開発時に手元に置きたいくらい充実した、そしてとても読みやすい本だと思います。
手法はその時々の流行があるのでずっとこれで大丈夫というわけではないと思いますが、今現在では十分通用する技があると思いますので、パソコンの横には常にこの本が常駐しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿